七人七色の世界

副腎皮質機能低下症・下垂体機能低下症の闘病記

副腎皮質機能低下症ってどんな病気?

この病気だと言われて(執筆時現在で)まだ1ヶ月しか経っていないのですが、私が理解している範囲で簡単に書きたいと思います。

もし誤った情報があれば、是非コメント欄でご指摘ください。

副腎は、腎臓の上にある小さい臓器

※上の画像はこのページより引用

最初の記事でも少し紹介したのですが、副腎とは腎臓の上に左右1つずつある臓器です。

名前だけ聞くと、腎臓のフォローをするのかなと思ってしまいますが、腎臓とはあまり関係ないそうです。

副腎はさらに副腎皮質副腎髄質に分けられ、前者からはコルチゾールというステロイドホルモンが分泌され、後者からはアドレナリンなどが分泌されています。

副腎皮質機能低下症とは、副腎皮質の機能が低下しているために、倦怠感や低血糖などの症状が起こる病気のことです。

症状は倦怠感・疲労感、低血糖など

私の場合は、治療を行う前はほぼ毎日、強い倦怠感と疲労感があり、生活や仕事に大きな支障がありました。

例えば仕事に行くこと自体が困難で、もし行けたとしても、倦怠感などによって仕事についていくことができませんでした。

また、低血糖になり意識を失ったことも2回ありました。私の場合はこの低血糖を治療するために入院したことで、現在の病気であることが判明しました。

この低血糖がとても怖いもので、低血糖のショック症状で命を落とすケースもあるらしく、きちんとした検査と治療を受けなければ命に関わる病気だと主治医から聞いています。

原因はわかっていないが、問題箇所は特定できる

この病気の原因はまだわかっていないそうです。

一方で、副腎自体に問題があるのか、それとも、脳から副腎に命令が出される過程で、その途中にある視床下部や下垂体などに問題があるのかで、病気の種類が変わってきます。

例えば下垂体に問題がある場合は、下垂体機能低下症とまた別の病名がついたりします。私はこのケースに該当していて、下垂体から分泌されるACTHというホルモンが少ないのです。

そのため、精密検査で異常のある箇所を特定することが必要になります。ちなみに私は今現在、正確な病名はまだ未確定で、検査入院などによる結果を待っている状況です。

治療は、毎日薬を欠かさず飲むこと

治療は、基本的にコートリルという錠剤を毎日服用することになります。

この薬はステロイドホルモンを身体に補充する薬なので、私は医師から下のようなカードを常に持っておくように言われています。

人間はコルチゾールというホルモンが分泌されないと命に関わるので、もし倒れていたときの対応や、主治医の連絡先、詳しい病名などが書かれています。

このカードがあるおかげで、主治医や家族のいないところに行っても適切な処置が受けられますし、知らない病院に行っても、副腎皮質機能低下症であることをすぐ理解してもらえます。